<サイエンズ>の入門コースとして、マイライフセミナーを開催しています。
2014年11月~2015年5月までの開催日程をお知らせします。
開催日程
2014年 11月22日(土)~27日(木)
※参加申し込み受付中
2015年
2月 6日(金)~11日(水)
3月20日(金)~25日 (水)
5月 1日(金)~ 6日(水)
ところで、<サイエンズ>って 何?
サイエンス(science 科学)の間違いではないです。
<サイエンズ(SCIENZ) >という言葉は、
Scientific Investigation of Essential Nature
(科学的本質の探究)の頭文字、"SCIEN" と、
Zero(ゼロ・零・原点・無・空などの意味)によるものです。
人の言動や、あらゆる事について、「分かった」としないで、ゼロから、その背景や元にある内面・真相・原理を知ろうとする考え方を「サイエンズ」と呼んでいます。
サイエンズは、人間の知能を最大に活かして、科学的に本質を探究しながら、実現をはかる考え方を表しています。
9月、夏から秋への変わり目。
広島の土砂災害や御嶽山の噴火など思わぬ自然の活動と
人為がかみ合っていない現れを目の前にして、心痛い。
サイエンズスクールの9月は、”サイエンズ”がどういう
ものか、そこに焦点が当たり始めてきた空気を感じる月
だった。
日本エコビレッジ推進プロジェクト主催の「持続可能な
社会づくりカレッジ」は、5月からはじまり、7月、9月
の3回で修了した。参加者の2人がマイライフセミナーに
参加するなど、それぞれの内面を見つめるなかで、
サイエンズの真髄を探っていく醍醐味が伝わってきた。
○9月開催レポート
<内観> 8/31~9/6
1週間の内観には、男性3名、女性2名が参加した。
短期の内観にも、男女それぞれ2名がふだんの暮らし
から離れて、内観した。
<自分を知るためのコース> 9/7~9/13
男性1名、女性2名。
男性は、内観に引き続き参加、このあと9/12の
「人生を知るためのコース」にも参加。
人生の節目に集中して、自分と向き合う時間をとっていた。
<自分を見るためのコース> 9/12~15
男性2名、女性3名。大阪からの参加者もあった。
<人生を知るためのコース>
男性2名。女性2名。千葉や石川県からの参加者もあった。
○参加者の感想 抜粋して紹介します。
<自分を見るためのコース>
女性 50代
・・・・日常の何気ないことから発する心の動き全てが
、自分の個性を表現しているなんて、これまで気づきも
しなかった。
「出してもらったスリッパを素直にはいてる自分」…って
表現してたけど、その自分をじっくり見て見ると、
「スリッパをはきたいかどうかよく考えてないけど、
その場の空気を乱さないようにさっと履いておこう」という
極めて日本人的な発想が見えて来た。
その先には「なんでもハイで受ける人をやりたい」とか
「みんなに合わせる人がよい」みたいな心があって。
素直な自分の反応、自分の心の動きを知ることがどんどん
おもしろくなってきた。
自分を見て、知らない自分を発見して、そして、どんどん
かわいがってあげよう。
これまで、「ダメダメ」と心を縛ってきた分を取り戻したい。
そうすることが、他の人の個性を認める第一歩になるような
気がする。
そんなことを学んだ日々でした。
スクールで一緒に時間を過ごしたみんな、本当にありがとう。
<人生を知るためのコース>
男性 60代
嗚呼、私は何を大切に生きてきたのだろうか?
人の心、自分の心をお構い無しに、厚顔無恥のぼんくらで
ノウノウと生きてきた。妻、娘たち、周囲の人たちの心を
どれだけ踏みにじって、きたことでしよう。
皆、心あっての行為、言動、上面だけ見て、そして事柄を
どうするかでやってきました。
その背景にはその人の心が必ず、あったのです。
その心を観たい、触れたい。そして自分の心を観たい。
私の人生は何をやろうとしているのだろう?
朝起きて空を見上げると星が燦燦と輝いていました。
しばらく見ていると自分が小さく、ちっぽけに観え、自分が、
自分がと主張しなくても自分は無くならないよ。そうして、
素直にその自分でやっていけばいいんだよ。
とそのことが私の中にスッウと入ってきました。
本心に触れたように思いました。
私は今、64歳、ようやく人間としての出発点に立てたような
気がします。いよいよこれからです。楽しみだ。そして、
皆さん、心から有難う。人は皆、平和を願っているのでは
ないでしょうか。
女性 40代
コース中、スタッフさんが「自分1人で生きれるってことが
あるんかね?服だって誰かが作ってくれたのだし・・」と、
言うことをよく言っていた。
言いたいことは頭では分かるけど、心に落ちない。
でもやけに意識に残った。
コース後はたくさんの人と話ができてワサワサしている自分が
整理できて助かる。
話しているうちに「私の人生にもたくさんの人がいるんだな~」
とぼんやり思う。
今日は田んぼの水当番。
涼しくなってきたのをいいことに、朝ゆっくり家を出たら車の中は
暑かった。常温のお水しか持ってこなかったことを後悔。
早くも冷たいお茶が飲みたい。自販機で買って飲む。美味しい♡
ふとスタッフさんの言ってたことを思い出す。
「このお茶は誰が持ってきてくれたのかな?誰がいれてくれたの
かな?誰が冷やしてくれたのかな?」
ペットボトルを作った人、ラベルを作った人、デザインした人。
会ってみたいな、と、思う。会いたいな、と、思う。
「おかげ様で、飲みたいと思った時に冷たいお茶が飲めて
嬉しかったです。」と、言ったらその人はどんな顔をするだろう?
なんて言うだろう?「仕事ですから」かな?
「仕事」って不思議だ。お金もらってるってだけで「完璧にやって
当たり前」になる。
恐ろしいことだ。役割もそうかな?
私に関わってくれてる人たちの顔を見ながら暮らせたらどんな
感じになるんだろう?
安心で豊かな気がする。
マイライフセミナーは、初めて出会った人同士が5泊6日、
一緒に暮らしながら、いろいろなテーマで話し合う。
ご飯やお風呂が用意されている。
仕事や家事から離れて、お金や携帯を持たなくてもよい。
生身の、ただの人になって、みんなのなかで、それぞれが自分と
向き合う。
ふだんの暮らしの中では、こういう環境はなかなかつくりにくい。
日々の暮らしでは、親と子 夫と妻、会社では上司と部下、先輩後輩など、
立場や付き合いなどの関係面を気にしながら暮らしている。
セミナーでは、いつのまにか、気の置けない、何でも話せるお互いになっている。
年齢の違い、環境の違い、人生経験の違いが際立ってくる。
新しい<人>と<人>の間柄を体験しているように見えた。
どんな風にしてそんな空気になっていったのだろう。
自分と向き合うのは、自分なんだけど、人と話し合いながら、人に対する自分の姿、しらないうちに身についた自分の人間観が見えてくる。
そして、人と人との間が円滑になってくる。
人のなかで、人って変わっていくんじゃないかなあ。
だから、どんな人のなかに居るか大事だと思う。
8月のサイエンズスクールのトピックは、韓国と日本で、”マイライフセミナー”が開催されたことです。
”マイライフ”と名称されているように、自分の人生で目指すものを知るための機会でもあり、その意味では年齢、性別、性格、地位、役職、人生経験の違いにかかわらず同格で参加できます。
日本のマイライフセミナーでは、50代40代の人から、10代の人まで、幅広い人たちで行われました。
○8月の開催レポート
<自分を知るためのコース>8/3~8/9
女性4名が参加しました。
<韓国マイライフセミナー>8/7~8/12
男性5名、女性1名が参加。
<日本マイライフセミナー>8/12~8/17
男性2名、女性5名が参加。
<自分を見るためのコース>8/13~8/16
男性1名、女性3名の参加でした。
○参加者の感想 抜粋して紹介します。
<日本 マイライフセミナー>
女性10代
今回のセミナーでは、自分はどういう人間かということの答えを出したかったけど、答えは出なくて、今まで自分はこういう人、と思っていたのと変わることはなかった。
でもセミナーに参加し、何かを思ったときに「どうしてそう思うの?」とか「本当は?」とか「自分はどうしたい?」と自問できるようになった。家に帰って、また元の生活に戻ったら、こんなふうにできなくなるかもしれないと思って、それは嫌だなあと思った。
男性 50代
所有の例をだしあってみると、お金を払ったとき、自分のものになったという人が一人もいなかった。大変驚きました。わけがわからないと思ったけど、返品することがあると聞いて、考えられなかったのが、それぞれいろいろあるのだと考えられるカンジに変わりました。同時に、自分のことでも、だれの、が、いったりきたりするし、他の人も、かわるかんじがあって、所有も変わり得るものだと思いました。
その後国境の話も出て、検討していると、人の考えで、国境は無くなり得るものだと思い、一人自分のことでない、実際世界の歩む道が、開通したような気がして、大きく広々してきました。
<自分を知るためのコース>
女性 40代
今回、自分を知るためのコースは、前回1回目から約1年経って、2回目の参加になる。
参加動機として、日常の暮らしの中で、何にも囚われない自由自在な自分になりたい、と願って、日常ではあまり時間に制約されない自由な見かけ上ストレスフリーな暮らしをしているにも拘わらず、実際は仕事やお金のことに不安を持っている、思いと実際にギャップがあることを感じ、頭をリセットしたい、真っさらにして、これからのことを考えたい、ということから、参加した。
世話になりたくないという思いが自分には強くあって、現実・実際は、家族や人に世話になっていることは忘れていて、世話になりたくない⇒自分のことは自分で責任をもってするべき⇒、という思考回路になっていることを認識することで、自分を守る、という心の状態が不安の元になっていることが理解できた。
女性 30代
‘知る’というのはとても面白かったです。
終わりのない無限の世界を自分の感覚で辿る感じかな。
楽しかったです。
‘だから’を調べた事。
原因と結果を結ぶのは人間だけの思考能力であるけど、
間違いやすい面もあるな。
自分は何を‘だから’と思ってるのかを見て、本当は
どうだろうと調べられて、軽くなった感じがします。
自分は何を信じてるのかを調べました。
私の場合、あまりにも強い欲求とか感情があったら、
それを事実だと信じ込んだり、‘そうするべきだ’とか、
他の意見を‘聞きたくない’としてました。
気持は分かるけど、‘それが事実だ!’とは言えないですね^^
‘自分でやった!’というのは何でしょう。
何所までが‘自分で’って言えるだろうな。
‘お世話にならない!とか‘迷惑をかけない!’とは?
実はいつもお世話になって今まで生きてきたんだろうな。
<分かっているようで・・・>
「人の話を聞くとき、自分なりに理解して聞いている。」
「どういうこと?」
「自分なりに聞くこと自体、自分の中の反応であるわけだが、自分の反応とは思っていない。
むしろ、自分は相手の言葉(意味・気持)をそのまま受け取っているつもりでいる。
相手の話を聞いていて、ああ、面白いと言うときも、えっ、何?と言うときも、コトバにはしなくとも、自分の中にいろいろ出てきている。<捉え方>の面白さや<表現の仕方>の面白さを感じて反応しているように思う。そして自分の中で思い考えが展開いく・・」
「自分の反応に反応しているってことになるのかなあ?
相手には関心がいっていない?」
「あらためて、人の話しを聞く、というのは、どういうことしてるんだろうね?」
「そこを焦点にして、自分の中を観察してみようかな。」