自分を知るための内観コース

自分の人生に向き合う。
幼少時から現在に至るまでの自分とじっくり向き合ってみませんか?
その中で自分を客観的に観察する力も養われていきます。
客観的に自分を観る能力が出来てこそ、本当の自分を知ることも出来るようになっていくでしょう。
昨年12月の内観コースに参加した人の感想を紹介します。

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内観コースを終えて、今思うのは、自分の身の周りにある、豊かさに気づくことが、幸せにつながるように感じたことです。
内観では、自分の中の記憶をたどりながら、その時あったことをみつめるのですが、記憶を星で例えたら、私の場合大きくよく光る星ばかりで、それらはたいてい被害者としての自分の記憶で、「もっとこうして欲しかった」「もっとこうしたかった」という、子供の頃の私の声が聞こえてきました。
もう少し目をこらし、ようやく見えてくるのは、小さな星の集まりで、この中にようやく「してもらったこと」を見ることができました。その数は、実は大きな星よりも圧倒的に多く、すき間もないほどにあることにも気づきました。
人は満たされなかった欲求には、関心がいかなくなり、いつしか忘れてしまう。
けれども、満たされなかった欲求は、いつまでも手放すことなくその欲求もさらに大きくなり、記憶に残り続けるのかもしれません。
母からは、母を反面教師として「女性は自立すべきだ」という考えを。
決して私をほめることがない厳しかった父からは「自分は無価値な人間である」という考えを。
これらはいずれも私がこのように捉えたのですが、大きな力をもち、人生の中で何かを決断する時、選択する時、行動する時、人と接する時、すべてに影響を与え、私を苦しめてきました。
でも、人生とは不思議なもので、この影響を与えた本人である母の病気、父の病気を通じてと、わたし自身が会社という肩書きを捨てて、なんでもないひとりの人間になって、人生の底辺にいたということも重なり、家族と時にはケンカしたり、話し合い、助け合いとしている中で、その考えが全く私の勘違いだと気づかされるに至りました。
この経験は私には本当に意味が深く、この内観で振り返りながら、複雑にからまった糸が、きれいにまた一本の糸にもどったような、スッキリとした気分と透明な気持ちがしています。(これも家族の力により、解くことができました)(40代女性)

お母さんがいるから私がいるんだな。
お父さんがいるから私がいるんだな。
おばあさんがいて、私がいるんだな。
彼らがいるから、今の私がいるんだな。
お母さんに、父に、おばあさんに、彼らに
受けてきたすべてのことが今の私にある事なんだ。
私が持った考えも、
私が自分だとしてきたことが全部では分からないが、受けてきた考えだね。
実際に繋がっている存在。(30代女性)
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