水無月6月サイエンズスクール開催レポート

今年の梅雨は雨が少な目。東日本で局地的な豪雨など、天候不順が特徴的。
ブラジルのサッカーワールドカップは世界の人たちの関心が集っていると同時にイラクやウクライナが内戦状態になっていることに、心を痛める。

日本の鈴鹿には今年になって、韓国青年たちがサイエンズスクールのコースに参加する目的で、滞在・交流している。
韓国社会で若者が行きづらくなっている背景がある。
それぞれ生き方の模索が続いている。
    *      *      *

6月に開催したコースの様子です。

<内観コース>       6月1日(日)~7日(土)
  1週間の集中内観コースには、韓国女性や、最近会社を辞めてこれからの生き方を考えている50代男性など、4人が参加した。短期での人も3人。
<自分を知るためコース>  6月8日(日)~14日(土)
  今年の3月韓国の高校を卒業して、鈴鹿で滞在・交流している18歳女性。
  5月にマイライフセミナーに参加して、もっと自分の中を探ってみたいという女性など、4人が参加した。
<人を聴くためのコース>  6月10日(火)~13日(金)
  韓国女性1名を含めて3人が参加した。
<人生を知るためのコース> 6月22日(日)~28日(土) 
  4人の参加でしたが、そのうち3人は、6月1日に内観コースに参加し、続けての参加だった。

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<参加者の感想を抜粋・紹介します>

○内観コース
男性  50歳代
「母親と姉二人に対する自分を調べていくと、
  自分はいつもいろいろと受けていることが見えて、
  その時の自分は逃げようとしていたりして、まるで
  被害をこうむるかのような捉え方をしていた。
  自分がどんなことになっていても、その時々で、
  いつもやれることで自分に足してくれようとしていた。
  ずっとそういうものがあって、自分は家族のほうで、
  餓えに苦しむことがなく、知らぬまにずっと安心して
  暮らしてきたこと。
  一人で生きてきた生きようとしてきたと思っていた
  自分が、実は、歩き出すこころの土台を作って
  もらって歩いてきたのではないか。しらべていくと、
  ずっとあたたかいものがあった」

女性  50歳代
 「母に対しての自分では5人兄弟の末っ子で忙しい母に
  あまりかまってもらえなかったのが寂しい気持ちが
  いつもでてきていたのですが母の家事をしている時の
  ことがふっと思い出されました
  近くの田んぼの畦に行ってセリを摘んだり、ヨモギを
  つんで草もちを作る姿正月用のもちを手を真っ赤に
  しながら一枚一枚きる姿などです

  そういえば私は教えてもらったことはないけど障子の
  張り替えとか白菜のつけものとかなんとなく知っていて
  やれるようになっているなと気がつきました

  小さいころにずっとそばにいて見て覚えていたのだなと
  きずくとなんだか嬉しくなりました」

○自分を知るためのコース
 
男性 60歳代
  「頭の外と頭の中。
   これぐらい当たり前のことだと、今の私は思う
   
   自分という存在を外から眺めて見ると、
   五感という感覚器官と、とっても不思議な脳を
   持った生きものが五感を通して捉えた形や映像や
   音や光や香りや距離やら習慣やら価値観やら
   その他諸々を頭の中で作りあげている姿が見えるが、
   頭の中のことであると自覚することがむつかしい。
   自覚は出来るがともするとすぐに感覚で捉えている
   ことが抜けて事実、実際をみているような気持になる
       
       ・・・を見て・・・と思う
       ・・・を聞いて・・と思う
   これが基本」

○人生を知るためのコース
男性  50歳代
  「豊かなこころになるためにはどうしていったら
   いいか。 
   が、こころにはすでにいろんなものがあるかも。
   豊かにあって、それが見えないのは、いろんな
   考えで 見えなくなっているのか。 
   ああせねば こうせねば と自分をかたくして
   いては、 発露する情も 出るにいたらずと
   なってしまうのだろうか。 
 
   ひとは どうやってそだっていくのだろう。
   生まれて、おかあさんに抱かれて、養分をもらい、
   欲しいものを得て、相手をしてもらい、安心して
   眠れる場を受ける中で、穏やかで、楽しむ心が育ち、
   見守られて大きくなる中で、身体とこころが育まれ。   
   大きくなって、自分の中にたくさんのものが入って
   いることを知り、知ることで こころが豊かになって
   いく」
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