雑感 スタッフのつぶやき  7/5

○内観するということにはいろいろな面があるが 内観することで「自分についての捉え直し」が自然と成されていくという面がある。
言わば「過去(の自分)を捉え直し、未来の可能性を 開く」ということが、内観の本質というか核心を成すと言えるかと思う。
(「・・・」は内観とはまったく関係のないある論文から借用したことば)

○ある人が内観することで見えてきたことを話してくれた。
 面白そうだと思ってあることを引き受けた。
 やっているうちに「うまくやれるだろうか」とか、いろいろ不安に思うことがあった。
 事柄的にはいろいろ相談できるが、不安の部分は、自分の中で貯まっていったのだと思う・・
 そんな自分の姿(実態)が見えてきた・・

 事柄の進行と人の内面のギャップというか、人の内面をなおざりにして事柄だけが進んでいく・・・
 今の世の中そんなことばかりと言ったら言いすぎだろうか?・・
 結局何を優先するか、何に価値を置くかということなのだろうが・・
 先ずは自分の実態を知ることから・・
 そしてそこから何かしら(生きていく)方向性も見えてくるようだ・・

○人に対して抱く優越感と劣等感や上下感というあたりで自分を調べていた人 が「自分は人をその能力(が高い低い)で見ていた、何か自分は人に対して 冷たかった気がする」というような話をしてくれた。
 人を人として見ない、人を見るのではなくいつもその能力を見てしまう。
 情(人情、親愛の情)というのはその<人>に対して湧くのであって、<能 力>に対して湧くのではない・・・
 何か得心するものがあった・・考えてみれば、あたりまえのことだが・・

 <能力対能力>としてではなく、
 <人と人>として生きる・・
 <能力対能力の社会>ではなく
 <人と人の社会>を・・
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