「本当にそうかなあ~?」 -探究の芽生え-

何かモヤモヤしているとか、何かイライラしている という状態の時ありませんか?普段の暮らしのなかでは、そんな自分の内面に起きていることは、些細な事に思ったり、自分のなかにしまったりと、いつのまにか、自分で処理してしまっていることも多いですね。でも、ホントは、自分を振り返ってみる時間を持ちたいとか、誰かに聴いてほしい気持ちがあったり。もっと、ホントは、自分自身が、自分のことをもっとわかりたいなあと思っているのかもしれません。

9月のマイライフセミナーのレポート、紹介します。



数々のテーマを通して得られた気づきを整理してみる。
■自分の認識と実際
「相手の言動から思い込んでいる相手」と、その先にある「実際の相手」は、異なることに気づいた。
同様に「自分が思っている自分」と「実際の自分」とは異なる。
さらに、社会についても、「自分が認識している社会」と「実際の社会」は異なる。
もっと言うなら、自分が認識しているものを言語化してしまうと、さらに細かく切り取ってしまうことになり、実際との差はより一層でてくる。
それを元に判断して、怒ったり、悲しんだり・・・実に恐ろしことをしていた・・・。あらゆるものは、主観で認識しており、実際とは異なる。
■自分と他との境界
力をテーマに探究した中で、自分一人で生きているようで、周りにあるあらゆるものには、何らかの他人の力によって自分が活かされていることを認識した。
自分の力の部分があるのかどうかもよくわからなかった。
自分の力と他人の力の境目がとても曖昧な感じがした。
モノについても、自分のモノと他人のモノとの境界は自分の認識の中にしか存在しないと思った。
これも、自分のモノと他人のモノの境界が曖昧・・・。
もしかしたら、自分と他人の境界も自分の中にしか存在しないのか?
親しさとは、その境界を取り除いていくことかもしれないなぁ
■実際は
終わってみて、「そうか分かった」という状態にいたったときの喜びの後にでてくる「本当にそうかな」という違和感。
まだ小さいが、これはサイエンズ思考が自分の中に少しだけ芽生えてきたのかもしれない。
あらゆるものは、知識や経験をもとにて固定化できるものではなく、固定化して(キメつけて)しまうと実際が見えにくくなる。
この手法でこれからの世界を経験していくことが楽しみになってきた。
(30代 男性)

「感じ方、捉え方、考え方は人それぞれ。違って当たり前」だと、頭では分かっているはずなのに、意見の違いや行動にイライラしてしまう。
結論を出そうとする人に反発しようとする心理。
現代社会を生きる上で染み付いてしまった、私達の習性、自己防衛反応ともいえるかもしれません。
自分の感情でさえ、なぜ沸き起こるのか分からない。
この「分からない」や、「当たり前」というキメつけ、固定概念、思い込みのせいで、日常、どれだけ不自由でもどかしい思いをし、「人とは分かり合えないものだ」と人間関係をあきらめてしまっているのでしょうか。
セミナーでのワークや話し合いを通じて、物事の捉え方はどこまでも主観的であり、どんなものでも自分のフィルターを通さずにはいられないということを実感しました。(略)
今回、“サイエンズ”という探究の仕方を知り、体験し、これから積極的に使っていきたいと思いました。
(20代 男性)

参加前は他の人と話をしていて意見が食い違った時に、つい自分の意見を正当化しようという事を無意識にしていたという事に気づかされました。(略)
そこに気づくことで、過去の親との関係性や自分の満たされなかった思いなどが浮かんできて、自分の怒りの原因が少し観えたような気がします。
そして、不思議な事にその原因が観えただけで他人と意見が異なる時に感情的になっていない自分がいる事にびっくりしました。
探究する事は人間らしく生きることに繋がるという言葉を聞いた時も、「あぁ、こう言う形で自分を探究し、観ていく事が平和な社会を作っていくことに繋がるのか」と本当に目からウロコでした。

平和な社会を作っていきたい、子供たちに争いの無い社会をつなげていきたいと思い、アズワンを知る前は子供の可能性を伸ばす学校作りをやろうと意気込みながらも、足元の夫婦間のコミュニケーションがきちんと取れず苦しんでいて、どうやったら本当に親しい、安心できる夫婦関係が作れるんだろうと模索していましたが、それがこのマイライフセミナーに参加する事で探していたものの解決の糸口が少し観えてきた感じがします。
(40代 男性)
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ゼロから探っていく

梅雨入りの6月。

第二期の「持続可能な社会づくりカレッジ」に参加した人達が
主になって、マイ ライフセミナーが12日から17日まで特別開催
されました。
人や社会は本来どういうものかをみんなの知恵を寄せ合って
探究しました。

それぞれ、目には見えないけど、大事なものに気づき、福岡や
東京などの暮らし や活動の場へ旅立ちました。
福岡では、今回参加した4人がお互い繋がって、人と人が遠慮や
気兼ねのない、 清々しい気風の地域づくりが始まりそうです。

セミナーに参加しての感想の一部を紹介します。。

●とてもシンプルで、誰にでも頭と知性を使えば、出来ることだ
と思った。

●一見、その現象、事柄に目が向きやすいのですが、実のところ、
はじめに大事 なのは、畑の土をつくるように、実は見えない
ところが大事だと感じた瞬間でした。

●話し合うって、こんなに楽しいんだなと感じました。
その楽しさは、自分が身につけてきた知識や経験をいったん横に
置き、本質へ本 質へと探究していく、わくわく感のようなもの
でしょうか。
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キメツケのない世界へ

5月6日、マイライフセミナーから各地に出発した。
合言葉は「また会おうね!」

参加しての感想。
「自分をもっとよく知りたいと思って来たんだけど、
二日目までは、違う所に来 ちゃったと思った。
それがどこで切りかわったんだろう? 
自分の中に、あれ?、キメツケがあると気がついたの。
人の話も、聞いてもいいし、聞かなくてもいいんだ。
聞こう、聞こうとして、聞 かなくてはいけないとなって
いるのかな。
気がついたら、聞きたい自分がいるのね」

「人とのコミュニケーションで生きづらさを感じているん
だけど、どうも自分の 頭の中で、一人相撲しているらしい
と見えてきたの。
どこで何をするにも、ここ をゼロから、もっと探究して
みたいなぁ」

「自分を知ることを第一歩として、人生や社会まで、自分が
本当に願っているこ とが実現できるのではと、世界が広がった」

「自分の中にキメツケってあるんだなぁと知って、そこから
今の暮らしや活動 を、ゼロから見直してみたら、どんな世界が
現われてくるのだろう、楽しみです」
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出発点

2月のマイライフセミナーは6日~11日まで開催された。
会社を辞めて、これからの生き方をかんがえている人、
これからNPOを立ち上げて活動を始めようという人、
老年期を前に人生の完成期を考えている人などが参加
した。
さあ、はじまる
(はじめて顔を合わせて、サイエンズスクール研修所へ向かう)

自分とはどういうものか、自分のなかで何が起きているか、
など観察しながら、人間とはどういうものか、人間でつくる
社会はどのように現われてくるかなどを各自観察、出し合い
ながらの5泊6日。
*詳しくは、感想の抜粋をご覧ください。

6日目、コミュニティ見学。
目には見えないが目指しているものに着眼。

コミュニテイの暮らし ストア見学
ストア
 「安心して委ねられる社会で自分らしく暮らす」

コミュニテイの会社の紹介
おふくろさん弁当

マイライフセミナーやってみて。
「これからを描く上で、自分がどんなものか、
人間を知る、このベースが大事だとつくづくおもった」
「今後、どんな活動していくのにも、よりホンモノにしていく
出発点が見えていた感じ。それは、人間として生きるという
ことになる」
などの感想。
さあ、週発

さあ、それぞれ出発です。
また、人間を知り、人間として生きる旅をつづけたいです。


<2月マイライフセミナーやってみて感想ー抜粋ー>

女性 50代
"マイライフセミナー“という名前から想像していた印象は、
私の一生について意味や解釈を考えるというようなものを
漠然とイメージしていました。
ところが、このセミナーでは、私が51年間生きてきた中で
一度も認識したことのない物の見方や捉え方、自分の認識に
向けた思いの巡らせ方を体験しました。

“一度も認識したことのない“ということがまず、とても
不思議で、すごいことだと思います。
物事に対して”実際“と”認識“に分けて考える。
認識していることについて、”ほんとうにそうなんだろうか?“
とまた考える。
そう認識していることの意味や、そう認識してしまうのはなぜか?
その認識が自分の行動や考え方にどう反映しているのか?
その認識をこう変えるとどうなるか?とひとつずつ丁寧に思いを
巡らせるプロセスをやる度に、鱗がボロボロおちて来る。
曖昧なまま考えずに放置しておいたことが、ずしずし腑に落ちて
くる。そんな体験の連続でした。
 また、人間が認識していることの不正確さ、感情や前後の文脈に
よる変化や危うさを、知識として学ぶのではなく、時間をかけて
繰り返し丁寧に実体験できたことは何より貴重な時間でした。
このことについては、疑う余地もなくしっかり心に刻まれた思い
です。
今は、1つの物事に注目しては、実際と認識に一つ一つ分けて考えて
みるこのプロセスをゆっくり行ってようやくできている感じはあり
ますが、これから身の回りの事象一個一個に対してもっと時間を
かけて、もっと深くやってみたいという気持ちがとても強くあります。


男性 40代

一番大きな気持ちの変化は、会話が以前よりも楽しめるようになったことでしょうか。楽しみ方が少し変わったのかもしれません。自分の認識した話を聞くのではなく、話し手の話を直接聞こうとしていると、内容もよく入って来るし、話し手の気持ちまで理解し易くなるようです。同じ姿勢で自分の考えを観てみると、これもまた、理解が深まる効果があると感じました。
セミナー2日目の午前中、どうもイライラしている自分に気付きました。今までであれば、他人や環境などの外的要因や、身体や心の調子にその原因を探していたでしょうが、この日は、自分の考え(心の動き?)を観ていました。その結果、「講義に出されたテーマの正解に早く到達したい」という欲求を持っていることに気付きました。正しくなければいけない、早くやらなければいけない、と常に思っているのでした。
これに気付いた後の講義は、イライラすることもなく楽しめました。
受講前に抱えていた問題にも、上記2つの「思い」は強く影響していると感じます。解決の糸口が見えたのでは?と思っています。
このセミナーで、得られた気付きがどれだけ今後の生活で生かせるかは、正直分かりませんが、受講以前と今では明らかに自分の心持ちが違うことを実感しています。明らかに安心し軽くなり、生活を楽しみたいと思っています。
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