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「人生を科学する」

「人生」というと、それぞれの生き方の話しにもなりますが、そのまえに、そもそも「人とは何か?」「人の一生とはどういうものか?」と、人の内面的成長に焦点を当ててみると・・・

人として誕生し、親や周りの人達の何を吸収して、育つのでしょう?

人としての成長とは、どういうことでしょう?

9/25~「人生を知るためのコース」に参加した人の感想の一部を紹介します。



とても強く残っているのは、「生きる」にしろ「自分」にしろ「心」にしろ、自分がどういう捉え方をしているか、が、とても大きいという事。

自分の捉え方、見方を実際だと思い込み、それによる心の状態で自分自身や、人、人生をとても狭く、貧しいものにしている自分に気づいた。

実際の人間、その人間性による知性の働きなど忘れては、すべて物事は分かる、捉えられるというベースの考えがとても強く自分の中にあるな、と思った。

日々、常に何かをしている、その元には何があるんだろう、何か欲求を満たそうとしているのかな。

その欲求も、でたらめにあるのではなく、何か方向のようなものがあるのだろうか。

その先にあるものが、自分の人生の目的なんだろうか。

まだまだ、サッパリわからない「目的を知るが目的」のような感じだが、実際はどうだろう?

自分の本心は、目的はどうだろう? と、知性を働かせて生きたいと思う。(20代男性)



人とはどういうものか?心と知性がある。心は人の本体ではないか。生まれた時は、心になる芽が備わっていて、生まれてきた環境、母、父、家族などの愛情を受けて、受けて、芽が開き、心として成長していくのかなというイメージ。心には形はなくて、目に見えないもの。心って見えないし、わからないけど、自分を見ても、あるような感じがする。気持ちとか、欲求、などの見えるもの感じれるものの元のもの。心の状態はどうなっているのだろうか?見えるようになりたい。

人の豊かさとは?心が豊かというと、お母さんのような心ではないかなと思う。子供に無条件に与えるだけで、与えることで自分自身が豊かになる。赤ちゃんや小さい子供は与えられて、守られて育っていく。お乳を飲みたい赤ちゃんの欲求と、赤ちゃんが飲みたい時に乳がはり、飲んでもらって嬉しい母子の関係がある。子供がもっと食べたいと要求すると、自分の分がなくなっても、食べさせたいと思う親心があるなあと思う。

人の成長とは?

人の特徴は、知性と心

素直な欲求が満たされて、心が安心満足

真理、事実実際とはどういうものかを知りたくなり、知っていく。

自分の成り立ちを知って、自分や自分の周りのものの存在する背景を知っていくことで、捉え方が理に沿ったものになり、心も豊かに成長していくのではないか。(60代女性)



この7日間、5人の仲間とともに、自分を見、人について、人生について、知性を働かせ、考えてきた。その間、心の中に生命エネルギーがゆったり流れ、満ち満ちてくるように感じた。ともに探り求めながら、一人一人の中で何かが動き流れ、その流れが互いの間を行き来しているようで、何だか、ひとつの大きな生命の流れを感じるようだった。



★ 地球-生命-人類-私 … すべては“ひとつ”

雨・川・海・蒸気と形や場所、あらわれは変化するが、水は水(H2O)で元は同じひとつのもの。原子レベルで見れば、水も空気も大地も植物も動物も物も人も、あらゆるものは原子の集まりで、その集まり方が違うだけですべてのおおもとは原子。

生命体は、H・N・C・Oの4元素が集まりまた散っていくあらわれ。生命を生み出す生命エネルギーの大きな流れの中で、この4元素は集合離散し、生命は誕生-死を繰り返している。

人はみな、同じ元素を持つ地球上に生きる人間同士、元はひとつ、であり、またその一人一人は固有の個性を持った異なる存在でもある。



★ 人って、何だろう?

人は、人の中で生まれ・育ち・生きることで“人”となることができ、一人では“人”になれない。周囲の人々や環境から何かを得(糧)、また何かを与える(影響)、このやり取りのなかで変化し成長していく。(60代女性)
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