人としての成長・・・成長とはどういうことだろう? 

人は本来、知的な欲求を持ち、自分自身のこと、自分を取り巻く世界を「知る」ことで、人として成長していくのではないでしょうか?
自分を知り、自分を支えている人や物や社会を知り、本当の願いや自分の生きる目的を知ることで、より良い日常生活、ひいてはより良い人生を送ることができるようになります。
自分を見つめ、本当はどうなんだろうと調べる知性が育つことで、人間関係や周囲の環境に振り回されずに、自分の生き方で、周囲の人と共に歩んでいけるようになると考えています。
8月「自分を知るためのコース」に参加した方の感想の一部を紹介します。

※※※※※※※※※※※※※※※※※※※※※※※※※

いろいろな視点で検討していくなかで、両者はまったく別物であるが、人間(自分)は、自分の感覚、思い・考えを事実としてしまうことが多々あり、そのことでいろいろな問題が発生するのが見えてきた。
自分の考え思いが「そうだ」「わかった」「知っている」など固定化した時点で事実としたのではないか。
「できない」「やめられない」など未来を予想して断定した時点で、事実としたのではないかということが、検討する中で見えてきたと思う。
「自分を知るためのコース」の自分を知るとは?
まず自分を観察して、その時の自分の考え思いが、固定したり、事実となったりしているのか、それとも決めつけずに「実際はどうだろう」と探究しているのか、どちらなのか知ることが自分を知る事のスタートではないかと思う。
サイエンズを知り「実際はどうだろう」という知性を知った自分。
人として知性と心の成長を考えるようになった。
そのためには日常のなかで「自分の実際はどうだろう」と探究していくことがその第一歩だと思う。
何才になっても人として成長していける可能性があると思うと、これからの人生が楽しみになってきた。(50代男性)

「私はものごとをどう捉えるのだろうか」とニュートラルな状態が、決め付けのない自分を知る状態なのではないかと思った。
“知る”とは、いつまでも「知っている」状態にならず、答えを決めつけずに常にゼロから観察すること。かな。(40代女性)


決めつけようがない。唯々限りなく知っていくだけの、また別の次元の「知る」の世界。その「知る」が始まるところから、人間を含んだあらゆる物事の実際に向き合い、知れば知るほど、そのものを大切にし愛する心が育ち、その心から自ずと現れる行為で成り立ち、営まれる暮らし・人間社会が実現する。どこまでも果てなく豊かになり、成長していく人生。
「人間を知り、人間らしく生きる」の意味が自分の中でもうちょっと繋がったように思った。(30代女性)
- | - | -